レポーター:アートエバンジェリスト 羽田 沙織

名古屋での初めてのアートサプリウォークが3月からスタートしました!
フリーアナウンサー & アートエバンジェリストの羽田沙織がご案内する今回の名古屋アートサプリウォーク、8月まで月2ペースで開催が決定しています。
記念すべき1回目(2016年3月20日開催)は、愛知県美術館で開催されていたピカソ、天才の秘密展を一緒に巡りました。

名古屋アートサプリウォーク01

名古屋アートサプリウォーク
大人気の展覧会ということもあって、入場券売り場は行列!会場内もかなり混雑していました~。
展覧会場に入る前に、まずは講座のこと、アートエバンジェリストのことなどお話を。
そして、参加者の皆さんには、ピカソのイメージ、印象、ピカソについて知っていることを、お配りした資料に書いてもらいました。

名古屋アートサプリウォーク03
そしていよいよ展覧会場へ!
今回の展覧会は、ピカソがピカソになる前、ピカソの若い頃に焦点を当てた世界的でも珍しく、日本ではほぼ初めてとなる展示です。
今回講座では、ピカソの作品を、その時に付き合っていた女性年表と共に見ていきました。
よく知られているだけで7人の女性の名前が挙がり、そのうち2人の女性と結婚、3人の女性との間に4人の子供を儲けています。

「私は恋愛の情にかられて仕事をする」と話したピカソは、
その言葉通り、華麗なる女性遍歴に合わせるように、女性が変わると作風が変わるとも言われています。
新しい愛人の絵を、以前の愛人に見せつけたかと思えば、
以前の愛人からのラブレターを、わざと放置して新しい愛人に読ませたり、
その恋愛模様は、異常ともいうべきものだったようです。

「それにしても、この絵は全然彼女に似てないなぁ」
という言葉に、
「なに、彼女の方でだんだん似てくるさ」
と答えたというピカソ。
付き合った女性は全員描いていて、最初の妻オルガには、
「私の顔がはっきりとわかるように絵を描いてほしい」
と言われたというエピソードも残っています。

ピカソの天才たる所以、
それに加えて、人間らしい一面も垣間見ることができた気がします。

参加者の皆さんには、展覧会鑑賞後、再びピカソの印象を書いてもらいました。
また、好きな作品ベスト3と、あまり好きになれなかった作品も敢えて選んで頂きました。

名古屋アートサプリウォーク04
参加者全員が好きな作品と書いていたのが『スープ』という作品。
青の時代の作品にも関わらず、深い慈愛に満ちていて、温かさまでも伝わってくるようなところが良かった!とのことでした。
私のベスト3にも入っている作品です。

ピカソ スープ
そして、鉄道好きという参加者の方は、
『ポスターのある風景』をNo.1に挙げて、
実際電車に乗っている時に、確かにこういう景色が見えることがある!と話していました。
絵のちょうど真ん中を電車で通過するような感覚だそうです。

ピカソ ポスターのある風景
なるほど〜!
他の人の意見を聞くことでまた新たな発見があり、鑑賞の幅が広がりますね。
今後の講座でも、これは毎回参加者の皆さんに書いてもらい、発表してもらおうと思っています。
アートの楽しみ方入門編として、まずは、自分の好みを知ることが大事。
なぜその作品が好きだったのか、なぜ好きになれなかったのか、その理由を簡単に書き留めておくことで、自分の好みがわかってくると思います。
私も皆さんの好みを聞くのを楽しみにしています!

最後に、私自身、ラジオDJをやっていた経験から、ピカソ展と合わせて聴きたい1曲もご紹介させて頂きました。
今回は、この曲!

『PICASSO’S LAST WORDS』
Paul McCartney and WINGS

ピカソが死ぬ前日の晩餐で言ったという一言
「Drink to me, Drink to my health.
you know,I can’t drink any more.」
(友よ、私のために、私の健康のために乾杯してくれ。私はもう飲むことはできないから。)

この言葉を聞いてポールマッカートニーが、その場であっという間に作り上げたという1曲です。
その場に立ち会ったダスティンホフマンは、まるで子供が生まれる現場を見た気がしたと話しています。
途中からのアレンジもカッコよくて注目です!

是非、家に帰ってから、音楽と共にもう一度展覧会を振り返ってみてください♪

今回ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
皆さんの視点、アートの楽しみ方なども伺うことができて、とても楽しかったです。

次回は、3月30日(水)と4月3日(日)に豊田市美術館を巡ります。
桜がまだ咲いていてくれていると良いのですが…
お庭や建築も素敵なので、皆さんと一緒に写真撮影などもたくさんできたらいいなと思っています。
皆さまのご参加、お待ちしています!

担当アートエバンジェリスト 羽田 沙織
ae_hada「伝える」ということを仕事にして10年以上がたちました。
どうしたら人に伝えることができるのか、失敗をしたり、もどかしい思いをしたりしながらも、その都度考えてきました。
そうして今、私が思うことは、“心から好きなことは、必ず伝わる”ということです。
大好きなアートの魅力を、これまでの経験を最大限生かして、たくさんの人と共有することができたらと思います。

フリーアナウンサー羽田沙織と巡る名古屋アートサプリウォーク

お申し込み、お問い合わせは…ヒューマンアカデミー名古屋駅前校 0120-016-455まで