今月の名古屋アートサプリウォークは、
藤田嗣治展が開催されている名古屋市美術館と、その周辺のパブリックアートを、フリーアナウンサーでアートエバンジェリストの羽田沙織がご案内しました。

去年、オダギリジョーさんが映画FOUJITAで藤田嗣治を演じて話題になったこともあり、藤田嗣治展は大人気の展覧会です。

藤田嗣治のことは全く知らなかったという参加者の皆さんも、
展覧会鑑賞後には、ミュージアムショップで絵葉書やチケットホルダーなどを買うほど、お気に入りの作品に出合えたようで良かったです☺︎

展覧会パネル前でみなさまポーズ!

展覧会パネル前でみなさまポーズ!

参加者の皆さんの中で人気ナンバー1の作品は、《小さな主婦》
やはり晩年の子供がモデルの作品は、人気が高いですね〜
今回は、そんな子供たちの作品を見ながら、私が常々思っていた
『藤田の描く人物の鼻の下が気になる!?』問題について、皆さんと検証しました。

よく見てください。
子供たちの鼻の下。

必ずきっちりと2本の線が描かれています。
実は、藤田は子供たちだけでなく、人物を描くときは大抵この2本の線を鼻の下に描いているのです。
この2本の線が妙にリアルで、常々気になっていました。
なぜ藤田はきっちりこの2本の線を描いたのだろう?!

よく見ると、どの人物も口が小さいという共通点が。
もしかして、この小さくすぼめられた口を描くために鼻の下の2本の線が描かれている!?!?

広い額に、つり目に、おちょぼ口。
そんな特徴的な顔つきのお陰で、藤田の描く子供たちは、みんなそれぞれ強い意志をしっかりと持っているように見えます。
実際には子供がいなかった藤田は、絵の中の子供たちを自分の子供と思って描いたといいます。
もしかしたら、東と西の狭間で翻弄された藤田自身の内面を、子供たちはその表情から伝えようとしていたのかもしれないなと思います。
小さくきっと結ばれた口元、そして、鼻の下の2本の線は、藤田の内なる声を伝えているような気がしてなりません。
良かったら、皆さんも、藤田の描く人物の鼻の下の2本の線に注目してみてください!

さて、そんな藤田嗣治 鼻の下問題を検証した後は、名古屋市美術館周辺をウォーキングしながら、パブリックアートをチェック。
地元の方にもあまり知られていませんが、実は美術館の周りに20以上のパブリックアートが点在しているんです。
当初の予定では、もっとゆっくり時間をとるはずだったのですが、
ツアー当日が本降りの雨だったので、予定を変更して、さくっといくつか代表的な作品だけを見て、簡単にアートな写真撮影会をして終了。
でも、雨のなかで見るアートもまたステキでした!
皆さんのアートな写真をご紹介します♪

Tさん撮影

Tさん撮影

こちらは、毎回ご参加頂いている参加者Tさんのアートな1枚⇧

手のひらにビルが乗っているイメージで!

Mさん撮影:その1

Mさん撮影:その1

こちらは、初めてご参加頂いた参加者Mさんのアートな1枚⇧

同じ作品でも視点が違うだけで、見え方が変わりますね〜

Mさん撮影:その2

Mさん撮影:その2

そしてMさんのもう1枚は、彫刻がまるでヒールの高い靴のよう!と、女性ならではの視点で撮影してくださいました!

ちなみに、私が撮影したアレクサンダー・コールダー《ファブニールドラゴンII》がこちら。

羽田 沙織 撮影

羽田 沙織 撮影

‘動く彫刻’と呼ばれる作品。
細部までちゃんと動きがあるんだなぁ

Yさん撮影

Yさん撮影

こちらは、Y さんのアートな1枚⇧

鉄がまるで花かごのようですね!

最後に、参加者の皆さんとアートを使った記念撮影♪


ご参加下さったみなさま、ありがとうございました!

今回も、元ZIP-FMミュージックナビゲーター羽田沙織がオススメする、藤田嗣治展に合わせて聴きたい1曲はこちら♪

ZAZ 『モンマルトルからのラブレター』

21世紀のエディットピアフと呼ばれているZAZ
哀愁のある歌声が、藤田の葛藤と重なります。
モンマルトルは藤田の住んだ街でもあるので、2011年リリースのこのアルバムをセレクトしました。

次回は、7月13日(水)と17日(日)に、古川美術館と爲三郎記念館を巡ります。
数寄屋造りの日本家屋で、日本庭園を眺めながらお抹茶を頂き、しばし時を忘れて美に酔いしれます。
初めてのご参加も大歓迎です!
みなさまのご参加、お待ちしています。

担当アートエバンジェリスト 羽田 沙織
ae_hada「伝える」ということを仕事にして10年以上がたちました。
どうしたら人に伝えることができるのか、失敗をしたり、もどかしい思いをしたりしながらも、その都度考えてきました。
そうして今、私が思うことは、“心から好きなことは、必ず伝わる”ということです。
大好きなアートの魅力を、これまでの経験を最大限生かして、たくさんの人と共有することができたらと思います。

フリーアナウンサー羽田沙織と巡る名古屋アートサプリウォーク

お申し込み、お問い合わせは…ヒューマンアカデミーカルチャースクール三洋堂志段味校まで