レポート:AE-Salon事務局

福本ヒデ・アート道(どう)講演会場:アーツ千代田33312017年9月1日にアートエバンジェリスト協会、および「美術検定」実行委員会事務局による共同開催講演イベント『福本ヒデ・アート道(どう)~アートを学ぶこと、伝えること』が、アーツ千代田3331にて開催されましたので、当日の様子を含めレポートいたします。

本イベントでは、現在、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のメンバーで、最近では美術講座の講師はじめ、自ら絵画・陶芸などの制作も手がけていらっしゃる福本ヒデ氏にお越し頂き、ご講演をいただきました。また、講演会場であるアーツ千代田3331は、もともと中学校だったところをリノベーションして誕生したアートセンターで、今回の講演テーマにふさわしいアートな環境になります。当日は、平日金曜日の夕方からの開催で、あいにくの雨模様でしたが、アートが好きな方、興味ある方をはじめ、多くの方にご参加頂き、大変熱量の高い、盛況なイベントとなりました。

福本ヒデ・アート道(どう)~アートを学ぶこと、伝えること-会場風景1

福本ヒデ氏は、今年3月にアートエバンジェリスト協会の親善大使に就任され、また、自らもアートエバンジェリストとして、積極的にアートの楽しさを伝える活動に取り組んでいらっしゃいます。今回の講演では、福本氏自身が、アートを学ぶきっかけから「美術検定」受験、アートエバンジェリスト認証取得に至るまでの道のりと、アートを学び伝える楽しさと魅力について、楽しいトピックを織り交ぜながらお話し頂きました。

アートを知り、学ぶ楽しさ

福本ヒデ氏は、 普段「ザ・ニュースペーパー」というグループで、政治・社会情勢など時節のニュースを分かりやすくコントにして、 全国各地で広く公演活動をしていらっしゃいます。例えば、安倍総理や石破さんに扮装してのモノマネでご存知の方も多いかと思います。ちなみに、モノマネはご本人のお墨付きいただいているそうです。当日は、福本氏は、すっぴん(笑)&普段?のお姿でご登壇いただきましたが、講演出だしで両名のモノマネを披露していただけました。(そっくりです!)

福本ヒデ・アート道(どう)~アートを学ぶこと、伝えること-会場風景2お仕事としての芸能活動の一方、個人的には、以前から美術に触れることが大好きで、足繁く美術館・展示会に通うことが多いとのことです。それは今でも変わらず、美術館・ギャラリーの展示会に頻繁に出向いており、時には、仕事の合間10分ほどで館内をみて回ることも多々あるそうです。

福本氏自身、最初の頃は、詳しい知識なしで純粋に作品をみて、楽しんでいたとのこと。例えば、初めてモネの「睡蓮」に出会った時は、絵を近くでみると単なる絵の具の塗り重なりであるのが、遠くから離れてみてみると、徐々に奥行きと空間が浮かび上がってくること、その時の新鮮な驚きと興奮について今でも鮮明に覚えているとのことです。

そうこうしているうちに、作品や作家のことをもっと深く知りたいという気持ちが強くなってきたそうです。そんな時に偶然手に取った本が美術検定の公式テキストでもある「この絵、誰の絵?100の名作で西洋・日本美術入門(美術出版発行)」。
読み進めると、自分がみてきた作品の背景、作家が生きた時代の人々の考え方を深く知ることができ、それまで以上にアートをみる楽しさが倍増したことを実感。さらにご自身の知識を深掘りしていきたいと「美術検定」にチャレンジ、現在では見事2級を取得されています。

アートを伝える仲間の輪

次第にアートにのめり込んでいくと、今度は、自分が感じたアートの楽しさ・感動を他の人に、分かりやすく伝えたいという気持ちがフツフツと湧いてきたそうです。もともと福本氏は、舞台でのコントなど、表現することを仕事としていらっしゃることもあり、その時折の時節ネタにアートの要素を盛り込み、舞台シナリオを作ることを始められました。また、実際にイベントを企画し、舞台やラジオでもアートを伝える活動を続けていらっしゃいます。

たった一人で活動している中、アートエバンジェリスト協会との出会いがありました。福本氏は、自分以外にも同じ志を持ち、実際にアートを伝える活動をしている方がいることを知り、驚きとともに、大きな喜びを感じられたとのことです。今年3月には、アートエバンジェリスト協会親善大使として就任いただき、さらに6月には2日間の認証講座を受講・無事修了され、アートエバンジェリスト資格を取得されています。

福本ヒデ・アート道(どう)~アートを学ぶこと、伝えること-会場風景3当日は、終始「笑い」が絶えず、いつのまにか、参加された方同士で共にアートの楽しさを感じ、一体感が生まれる充実した時間となりました。
また、参加者の方には、福本氏と同期で学んだ方を含め、多数のアートエバンジェリストの方にも参加いただきましたが、今後のご自身の活動にも、大いに参考になったかと思います。

アートは、なんとなく敷居の高いイメージで捉えられがちですが、決して難しいものではなく、誰もが楽しめるものであること、「その感動を伝える」ことの素晴らしさ・可能性を改めて強く感じることができました。また、アートを楽しむ輪を広げるため、自らが学び、そして、伝えたい思い、志を同じくする方同士の繋がりが、個々の活動の幅を広げることにも繋がると実感しました。

なお、福本氏講演終了後には、アートエバンジェリスト協会 教育推進部 部長 三沢恵子氏から、協会概要、また、現在、全国各地で活躍中のアートエバンジェリスト紹介などの話がありました。また、「美術検定」実行委員会事務局 髙橋紀子氏からは、本年11月12日(日)に開催される美術検定のご説明を頂きました。

講演終了後は、福本ヒデ氏にもご参加いただき、参加者の方同士での懇親会を開催、それぞれのアート談義に花が咲きました。ご参加の皆様、普段の活動や情報交換などのお話いただき、楽しいひと時を過ごされていました。

当日は夕刻からの雨模様、またご多忙にも関わらず、ご参加いただけました皆様、福本ヒデ氏、ご支援いただけました関係者の方々、全ての皆様に、この場をお借りして、深く御礼申し上げます。今後も、アートを楽しみ、伝えるための様々な企画を検討してまいります。引き続きよろしくお願い致します。

アートを学び、伝える第一歩を踏み出す

アートを学び、伝えることに取り組むには、まずその第一歩を踏み出すことが大切です。

「美術検定」は、美術と人々、社会をつなぎ、美術でより豊かな人生を送る「成熟した美術鑑賞者」を目指す方を応援する検定として、年に一回開催されています。本年は11月12日(日)の開催予定で、10月5日(木)まで受験申込を受付中です。アートを学ぶのは初めてという方は、まずは4級からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。詳しくは、美術検定ホームページをご確認ください。

アートエバンジェリスト協会では、福本ヒデ氏をはじめ、現在全国各地で活躍中のアートエバンジェリストに続くアートを伝える活動ができる人材の育成プログラムを提供しています。アートの知識、活動経験がない方でも、安心してお取り組みいただける研修プログラムで構成されています。

アートエバンジェリスト認証プログラムは、そのための最初の一歩となる資格制度になります。アートエバンジェリスト本科講座では、アートエバンジェリストして活動に必要となるアートが持つ魅力、アートから得られる感動を伝えるためにさまざまな知識・スキルを習得していきます。現在、アートエバンジェリスト認定教育機関「AE-Salon」では、本年12月開催のアートエバンジェリスト本科講座の募集中です。あなたも、この機会にアート・感動を伝える最初の一歩を踏み出してみては如何でしょうか?志を共にする仲間と、アートを楽しむ輪を広げていきましょう。

AE本科講座 12月生申込受付中