アートエバンジェリスト & ライター 片桐 王恵さんインタビュー

2015年初代アートエバンジェリスト認証資格を取得され、アートライターとして活動中の片桐 王恵さん。この度、アーツ千代田3331にて、お話を頂く機会を頂きましたので、その内容についてレポートします。
片桐 王恵さんは、愛知県一宮市にお住いのアートエバンジェリストの方です。お仕事の傍、積極的にアートを伝える活動に取り組んでいらっしゃいます。

カラーからアートの世界へ

【AE-Salon】
本日は、遠いところからご足労頂き、まことに有難うございます。まず、はじめに片桐さんの普段のお仕事やアート関連の活動に取り組むようになったきっかけについて、お話を頂けますでしょうか。

【片桐さん】
アートエバンジェリスト & ライター 片桐 王恵さん1私は、愛知県一宮市に在住していまして、普段は、地元で先代より受け継いだ会社で事務職をしています。会社は、自動車補修塗料・工業用塗料といった塗装専門分野の事業を手がけています。

私自身は、学生時代から、絵を描くことやみることが好きで、美術館にも足繁く通っていました。当時から、特に、それぞれの絵画に溢れる「色彩」に魅力を感じていました。

そんな折、会社が所属している組合の理事長から、今後のために「色」の勉強を勧められたのをきっかけに「カラー」について興味を抱くようになりました。
仕事としている塗料の世界も、確かに色と関係のある仕事になります。ただ、自動車補修塗料はオリジナルと精緻に色を合わせるなど特殊な技術が必要な仕事でもあり、一般的な色の知識・スキルが直接的に仕事に活きることは少ないのですが、私の場合は、仕事のためというより、むしろ自分自身のために「色」を学ぶことに取り組み始めました。

「色」について学び始めると、その奥深さにどんどん魅了されてしまいまして、各種色彩団体の幅広いカラー関連資格に取得するに至り、現在では、国際カラーデザイン協会の「カラーデザインマスター」として認定されています。ちなみに、組合の理事長も「色」の勉強を勧めてはみたものの、色の専門資格をここまで取得されると思っていらっしゃらなかったようで、大変驚いていました(笑)。

アートについては、先の国際カラーデザイン協会の方から、2015年にアートエバンジェリスト協会とアートを伝える人材を育成・認定する認証資格が立ち上がるお話をお伺いし、まさに「私が求めていた場所がここにある!」と感じ、チャレンジしたのが最初のきっかけです。

【AE-Salon】
片桐さんは、カラーを学ぶ過程で、アートを伝えることへ興味がつながってきたのですね。実際に2015年にアートエバンジェリスト認証講座を受講頂いた形になりますが、いかがでしたか?

【片桐さん】
アートエバンジェリスト & ライター 片桐 王恵さん2当時は、アートを伝える資格というと、それほど多くの方がいらっしゃらないのでは?と少し不安になっていましたが、いざ講座を受けてみると、自分と同じ思いを持った方が、数多く受講されていることに、まず驚きました。同じ受講生の方には、私と同じように地方から東京まで学びにきていらっしゃる方も何名かいて、嬉しくなったのを覚えております。
研修の内容は、アートを楽しく、わかりやすく伝えていくための実践的な内容で構成されていて、アートの専門知識や経験のない方でも、無理なく取り組める内容でした。また、普段の仕事にも活きる貴重な気づきを多く得ることができました。
何より良かったのは、思いを同じくする方との出会いであり、当時一緒に学んだ方とは、今でも定期的に連絡を取っています。アートエバンジェリスト認証をきっかけに、知り合えた仲間は、私にとって大きな財産となっています。

アートを言葉で紡ぐ

【AE-Salon】
アートエバンジェリスト認証を取得して、その後の活動はいかがでしたか?

【片桐さん】
アートエバンジェリスト認証を受けてから、早速、自主的に活動をしていこうと、自分なりにアートイベントの企画などの検討をしていたのですが、普段の仕事もあり、なかなか思うように進まず悩んでいました。アートを伝える活動で、社会貢献していきたい、人の役に立ちたいという気持ちは強く持っているのですが、現実とのギャップで思い悩む日が続いていました。

そんな時、アートエバンジェリスト協会認定教育機関「AE-Salon」が主催する「アートを伝えるWebライター養成講座」の開講を知り、今の自分が活動したい内容にあっていると思い、早速チャレンジすることにしました。アートイベントやツアー・セミナーの開催は難しくとも、アートを伝えるWeb記事の執筆であれば、普段空いた時間で無理なく取り組める活動だと思ったからです。

私自身、アートをテーマとした記事を執筆すること、また、Webでのライティング自体も初めての経験でしたが、今年1月から3月までの約3ヶ月間、通学とオンライン学習での課題に取り組み、無事講座を修了することができました。また、4月からは、実際にアートWebライターとして、AE-Salonが運営するアートWebマガジンでライティング活動を始めています。

【AE-Salon】
アートを伝える活動で試行錯誤するうちに、「書く」ことがご自身の出発点として良いと思ったのですね。現在まで、片桐さんはAE-SalonアートWebマガジン「alore(アローア)」でいくつかの記事を投稿して頂いていますが、毎回楽しみに拝見しています。実際に記事を執筆しWebで発表されるようになって何か気づいたことなどはありますか?

【片桐さん】
アートエバンジェリスト & ライター 片桐 王恵さん3今はアートと色を主軸のテーマとして記事の作成に取り組んでいます。

まず、自分が大好きなアートについて書くこと自体がとても、楽しいです!

ライター養成講座では、読み手を意識したライティングの重要性について学びましたが、自分の記事においても、常に読んでいただける人は誰だろう?読んだ方がどう感じるか?を意識しながら、書いています。

今まで書いた記事は、展示会訪問などを含め事前に取材し、記事の構成や関連資料を調べることなど、合間を見つけては取り組んでいるのですが、結構苦労も多いです。

片桐王恵さん執筆のアート記事 出典:AE-Salon Webマガジン「alore(アローア)」より

片桐王恵さん執筆のアート記事
出典:AE-Salon Webマガジン「alore(アローア)」より

執筆する段階でも、読んだ方に、アート作品をより身近にわかりやすく感じてもらうため、ケースによっては、作品を自分で鉛筆模写し、それを写真に収め、色と絵画の関係を説明したりしています。これがまた、思うように上手く描けず時間がかかってしまいます。さらに書いた記事を毎回家族にレビューしてもらい、厳しいダメ出し(笑)を受けて、また書き直したりしていると、気づけば夜中になってしまうことがままあります。

ただ、確かに、苦労や悩みも多いのですが、それ自体も楽しみながら取り組んでいます。
自分で考え、実際に手を動かして書いてみることは、自分自身を見つめ直す良い機会でもあり、改めて多くのことに気づかされます。

また、現在AE-SalonアートWebマガジン「alore(アローア)」では、私を含め10名のライターが、それぞれのマイアートを伝えるため、日々ライティングに取り組んでいるのですが、同じライター仲間の記事を読むことは大変勉強になります。ライターそれぞれが、個性、自分の得意分野を活かし執筆・発表をしていますが、互いに刺激を受けながら、時には情報交換をしながら活動できることも、大変嬉しいことだと思っています。

今後はさらに自分自身の幅を広げて、一人でも多くの方に「アートの楽しさ」を知っていただく、そのきっかけとなる記事を届けていければと考えています。

直近では、アーティストインタビューなどにも、トライできたらいいなと思っています。ちなみに、地元一宮市で来冬開催される平成29年度あいちトリエンナーレの地域展開事業(あいちアートプログラム)にて、現在、ボランティアスタッフを募集しています。まだ、検討中なのですが、私もボランティア参加をして、その傍、出展アーティストの普段みることが少ない制作活動現場などを取材・記事にして、みなさまに紹介できたら、と考えています。

自分自身が好きなアートを伝える活動で、自分が住んでいる地域の活性化に少しでも貢献できたら、大変嬉しく考えています。また、将来的には、アートと色の知識・経験を生かし、人に教える仕事にもチャレンジしていきたいです。

【AE-Salon】
片桐さんにしかできないアートを伝える活動、非常に素晴らしいですね。最後に現在、アートを伝えたいとお考えの方に、メッセージをいただけないでしょうか。

【片桐さん】
アートが好きで、ご自分が感動した体験を伝えたいという思いがあるならば、まずは、身近なところ、できることから是非、行動に起こしてください。
止まって悩んでいるだけでは、何も始まりません。何より、自分が好きなことであれば、純粋に楽しいですし、きっと続けていけると思います。また、アートエバンジェリスト認証やアートライティングを学ぶことは、自分が行動を起こす良いきっかけになるはずです。
また、自分が行動を起こせば、そこには思いを同じくする仲間との新たな出会いがあるはずです。
私も新しい出会いを大切にして、今後も活動を続けていきたいと思います。

【AE-Salon】
本日は遠方からお越し頂き、また、素晴らしいお話しを頂き、まことに有難うございます。
片桐さんの執筆される記事や今後の活動、楽しみにしております。
また、AE-Salonではアートを伝える活動の輪を広げるため、今後、様々な企画を検討していきたいと思いますので、引き続きご協力をお願いいたします。

片桐 王恵
愛知県一宮市住在。
「アートと色」をテーマに日々、感動を伝えるべく奮闘中。
2015年8月 初代アートエバンジェリスト認証取得、
2017年4月よりAE-Salon Webマガジン「alore(アローア)」でアートライターとして活動中。
<他取得資格>
国際カラーデザイン協会 カラーデザインマスター/日本カラリスト協会 1級
パーソナルカラーリスト/色彩診断士/東商カラーコーディネーター1級(環境色彩)

 

取材・撮影・レポート執筆: AE-Salon 臼井 ノブヒロ

アートを学び、伝える第一歩を踏み出す

アートを学び、伝えることに取り組むには、まずその第一歩を踏み出すことが大切です。

アートエバンジェリスト協会では、現在全国各地で活躍中のアートエバンジェリストに続き、アートを伝える活動ができる人材を育成するため、各種プログラムを提供しています。アートの知識、活動経験がない方でも、安心してお取り組みいただける研修プログラムで構成されています。

アートエバンジェリスト認証プログラムは、そのための最初の一歩となる資格制度になります。アートエバンジェリスト本科講座では、アートエバンジェリストして活動に必要となるアートが持つ魅力、アートから得られる感動を伝えるためにさまざまな知識・スキルを習得していきます。現在、アートエバンジェリスト認定教育機関「AE-Salon」では、本年12月開催のアートエバンジェリスト本科講座の募集中です。あなたも、この機会にアート・感動を伝える最初の一歩を踏み出してみては如何でしょうか?志を共にする仲間と、アートを楽しむ輪を広げていきましょう。

AE本科講座 12月生申込受付中