アートエバンジェリスト 福本ヒデ氏インタビュー

〜 アートを楽しむ輪を広げていきたい 〜

この度、アートエバンジェリスト認証資格を取得された福本 ヒデ氏にお話を頂く機会を頂きましたので、その内容についてレポートします。
福本 ヒデ氏は、TV・ラジオ・舞台など、幅広いメディアでアートの楽しさをわかりやすく一般に広めようと実践されている方です。先般、アートエバンジェリスト協会の親善大使にご就任され、また、福本氏ご自身も本年6月にAE-Salon主催の本科講座をご受講頂き、アートエバンジェリスト認証を取得されました。

【AE-Salon】
今回は貴重なお時間を頂き、有難うございます。まず、はじめに福本さんの普段のお仕事、活動内容について、お話を頂けますでしょうか。

【福本氏】
私は、ザ・ニュースペーパーというコントグループで活動しています。グループに所属して約20年、時事ネタを軸に、わかりやすく、楽しく伝えることを仕事とし、活動をしています。現在は9人のメンバーで活動しており、首都圏をはじめ、広く全国各地域で公演しています。私自身は主に、アベ首相、ノダ前首相、ハトヤマ元首相、アソウ元首相といった政治家キャラの役回りで、一見わかりにくい社会情勢ネタのニュースをコントにして、楽しく伝えていくことをしています。

人が共感できる「幹」を探す

【AE-Salon】
約20年の活動を続けていらっしゃるとのこと、素晴らしいですね。芸能の世界で、コントを中心に活動していらっしゃる福本さんが、アートやアートを伝えることにご興味を持ったきっかけをお聞かせ頂けますか。

【福本氏】
もともと、表現することに興味があり、アートをみることはもちろん、自分自身で絵を描くことも好きで取り組んでいました。

アートエバンジェリスト福本ヒデ氏

アートというとなんとなく敷居の高いイメージでしたが、自分自身が「アートは難しくない!面白い!」と気づいて以来、アートがどんどん好きになっていきました。
最近では、昨年10月に銀座で初の個展も開催したんですよ。
【楽しい風刺画】というテーマで、作品の中にも、ちょっとしたお笑いの要素を取り入れていて、見ていただいた方にアートを身近に楽しんでいただけるような構成で企画しました。

また、お笑いを軸とした仕事をしていますので、伝えたいテーマを、自分自身が好きなアートを通じて「楽しく」伝えていきたいという気持ちを持つようになりました。
今までのステージ活動においても、ニュースの話題と名画とを掛け合わせたネタでコントを進めることもあります。
例えばですが、フェルメールが活動していた頃は、写真がない時代であり、当時作品を見た方にとっては、そのリアリティのある描写は、非常に大きな驚きだったのではないかと考えます。レオナルド・ダ・ヴィンチにしろ、ゴッホにしろ、当時は、それまでにまったく見たことがない、革新的な表現だったと思うのです。

私もアートを伝える際には「その作品で何が新しいことだったのか」「初めてその作品を見た方が、どう感じるのか」といったことを客観的に評価することを大切にしています。アートには、それぞれの見方や感じ方があって良いと思いますが、多くの人が共感できることには「幹」となる共通点があると思っていて、伝える際には、それを大切にしています。

【AE-Salon】
福本さんは、先般、アートエバンジェリスト協会の親善大使にご就任頂きましたが、親善大使として活動されたいことなどをお聞かせください。

【福本氏】
アートエバンジェリストの活動を知ったのは、半年程度前の話で、最近のことです。
まず、驚いたのは、自分以外にも「アートを伝える」同じ志を持った仲間が大勢いる、ということでした。普通の生活をしていたら、まずほとんど知り合う機会さえない方が、ここには、たくさんいらっしゃることは驚きでもあり、また、大変うれしく感じました。

そんな中ご縁があって、アートエバンジェリスト協会の「親善大使」という役目を頂くことになりましたが、まずアートエバンジェリストの方々とご一緒に、イベントなど、何か取り組みたいですね。
アートエバンジェリストはもちろん、単独で活動することもあると思うのですが、一人一人の力を合わせれば、出来ること、可能性も大きく広がるのではないかと思っております。
私は、今までイベントやトークショーでの現場経験やマスコミとのコミュニケーションパスも少なからず持っていますので、それぞれのアートエバンジェリストの方が得意とする分野、強みをうまく活かしたコラボレーションもできるのではないでしょうか。
ご一緒に力を合わせて、アートエバンジェリスト活動を盛り上げていきたいと考えています。

アートを伝えるプロとしての意識

【AE-Salon】
福本さんご自身も、本年6月にアートエバンジェリスト本科講座を受講いただき、認証を取得されたました。おめでとうございます。今後、アートエバンジェリストとして取り組みたい活動、普段のお仕事に活かしていきたいことなどをお聞かせいただきたくお願いいたします。

【福本氏】
アートエバンジェリスト福本ヒデ氏02今回6月の本科講座では、私以外にも4名の受講生の方と共に、2日間ご一緒に学ぶことができたのは、非常に貴重な体験になりました。アートに関しても、それぞれの方の捉え方、考え方は、自分自身の「気づき」にも繋がり大変有意義な時間を過ごすことができたと思います。

講座の中で、担当講師の方からは「アートを伝える活動につなげていくためには、まず自分から積極的に情報を発信することが重要」とお話し頂き、「確かにそうだな!」と感じました。アートを楽しむ輪を広げていくためには、まず、自分が、受身とならず、楽しんで、かつ情熱を持って積極的に発信してなければ、人には伝わらないと思いますし、自分が実現したい目標に近づくこともできません。

また、私の場合、アートエバンジェリスト活動は、普段の仕事につなげていくことが重要だと思っております。私が普段仕事としているステージや公演においても、お客様は、ご自身の時間を割いて、お金を支払って来て頂いています。ご期待に応え、しっかりとご満足頂ける内容をお届けするためのプロフェッショナル意識を持つことが重要であり、十分な事前準備、稽古なども必要ですね。
私のファンの方には、まだ現在はアートにご興味のある方は少ないとは思いますが、これから一人でも多くの方に「アートが持つ楽しさ、面白さ」を伝えていきたいと考えております。

【AE-Salon】
最後に、アートを伝えたいとお考えの皆様へ、メッセージをお願いします。

【福本氏】
アートエバンジェリスト福本ヒデ氏03アートエバンジェリストは、アートが持つ楽しさ・感動への入り口に「橋渡し」できる人だと思っています。自分が感じた楽しさや感動を人へ伝えて、喜んで頂けること、その感動を共有できることは、大変素晴らしいことであり、他に変えがたい「やりがい」があります。

伝える技術や知識に自信がないと躊躇されている方もいらっしゃるかもしれませんが、一番大切なことは、自分自身が「アート・感動を伝えたい」情熱を持っているかだと思っております。その気持ちがあるのであれば、まず一歩を踏み出してください! アートエバンジェリスト認証は、その第一歩を踏み出す機会になると思っています。

今後、多くのアートエバンジェリストの皆様と共に、アートを伝える活動をしていくことを楽しみにしています。

【AE-Salon】
本日は貴重なお話しを頂き、まことに有難うございます。
福本さんのアートエバンジェリストとしての今後の活動、楽しみにしております。
また、AE-Salonでは、アートエバンジェリストの方同士での活動の輪を広げるため、今後、様々な企画を検討していきたいと思いますので、引き続きご協力をお願いいたします。


* 取材・レポート:臼井 ノブヒロ / 写真撮影:三沢 恵子・中尾 豪

アートバンジェリスト 福本 ヒデ Hide Fukumoto
福本ヒデ社会情勢を笑いに転換すべく結成したコントグループ『THE NEWSPAPER』(ザ・ニュースペーパー)で活動。
2017年3月:一般社団法人デザイナーズスキル認証機構 アートエバンジェリスト協会 「親善大使」 就任
2017年6月:アートエバンジェリスト認証取得

アートエバンジェリスト協会親善大使就任&記念講演
『福本ヒデ・アート道(どう)~アートを学ぶこと、伝えること』

アートエバンジェリスト協会では、来たる9月1日(金)に、福本ヒデ氏のアートエバンジェリスト協会親善大使就任を記念し『福本ヒデ・アート道(どう)~アートを学ぶこと、伝えること』と題してご講演をいただく予定です。
ぜひ、この機会に皆さまのご参加をお待ちしております!

AE協会親善大使就任&記念講演 『福本ヒデ・アート道』